小児皮膚科について

小児皮膚科

当クリニックでは、小児皮膚も診療しています。小児の皮膚はバリア機能などがまだ成長段階にあり、未熟な状態のため、大人とは異なる原因や仕組みで皮膚にトラブルが起きる場合があります。それを踏まえ、原因がよくわからない皮膚疾患に関して、丁寧に診察していきますので、お気軽にご相談ください。
どんな症状なのか、なにか原因に思い当たることがあるのかなど、うまく伝えられないこともあります。また掻くことを我慢するのが難しいこともあるでしょう。保護者の方と相談しながら、外用薬によるかゆみのコントロールや、生活習慣および生活環境改善のアドバイスを行っていきます。

小児皮膚科では、以下のような皮膚の疾患の診療を行っています。

小児皮膚科の主な疾患

  • 乳児湿疹
  • おむつかぶれ
  • 乳児脂漏性湿疹
  • アトピー性皮膚炎
  • じんましん
  • あせも(汗疹)
  • とびひ(伝染性膿痂疹)
  • 虫刺され
  • いぼ・水いぼ
  • ウイルス感染症

など

水いぼ

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。特に幼児や小児に多く見られます。水いぼは、光沢のある直径1~5mmほどの半球状の皮疹です。押すと白色の固まりが出ることがあり、この固まりにウイルスが含まれているため、水いぼを引っ掻いたりつぶしたりすると周囲の皮膚や他の人に感染が広がります。半年から2年程度で自然治癒することが多いです。
通常、痛みやかゆみを伴わないことが多いですが、増えると軽いかゆみを感じることもあり、掻き壊すと二次感染を引き起こすこともあります。特にアトピー性皮膚炎の子供は皮膚バリアが低下しており感染しやすく、症状が悪化しやすい傾向があります。
治療は麻酔のシールを張った後にピンセットで摘除する方法があります。また、引っ掻かないようにすること、入浴後に清潔なタオルを使用することが重要です。
当クリニックではピンセットで摘除する他、水いぼ用銀イオン配合クリームを院内で販売しております。詳しくはドクターズコスメをご確認ください。